校長あいさつ


      「楽しの学びや 我が学びや」
      ~創立105周年を迎えて~
                                 
  第23代校長 羽田野 庸史

 本校は、今年度、創立105周年を迎えました。東町小学校は、大正2年11月14日、「東京市東町尋常小学校」として誕生しました。初代校長・西村新太郎先生は、開校式において、子供たちに「何事をするにも『一生懸命』に」とお話をされました。成すことのために『一生懸命』努力する、この建学の精神がその後の本校の伝統と校風を培ってきました。
 また、その105年の歴史の中で、本校は、一度は廃校を経験しながらも、今なお、学校が存続しているという、他校にはない類まれな歴史を有しています。終戦直後の混乱の中、東町小の周辺は一面の焼け野原で、本校の敷地には、30軒の木造バラックが立ち並び、人々が生活していたそうです。そして、翌昭和21年、本校は廃校となりました。それでも、地域の方々の厚い想いが東町小の再建に動き、昭和30年、再び開校の運びとなりました。
 その後、昭和56年を境に児童数が減り続け、平成21年度には全校児童が58名にまで減ってしまいました。この頃、地域の方々は、2度目の廃校を心配されたそうです。しかし、平成24年度から「国際学級」が開設されたこともあり、日本国籍児童はもちろん、多くの外国籍児童が学ぶようになりました。そして、今年度、1年生66名を迎え、全校児童は468名にまでなりました。
 国籍、性別、年令等を問わず、それぞれのよさを認め、共に学び、国際社会を力強く生きていく児童の育成を目指して、私たち教職員は、地域に愛される、この伝統ある東町小学校が、子供たちにとって校歌に謳われている「楽しの学びや 我が学びや」となるように努力していきます。