校長あいさつ


      「楽しの学びや 我が学びや」
    ~大正、昭和、平成から令和の時代へ~
                    
第23代校長 羽田野 庸史
 
 令和初の始業式、入学式が4月6日に行われました。86名の新入生を迎え、全校児童487名、15学級で東町小の令和2年度がスタートしました。本校は、大正2年11月14日、「東京市東町尋常小学校」として誕生しました。初代校長・西村新太郎先生は、開校式において、子供たちに「何事をするにも『一生懸命』に」とお話をされました。成すことのために『一生懸命』努力する、この建学の精神がその後の本校の伝統と校風を培ってきました。
 しかし、その107年の歴史の中で、本校は、一度は廃校を経験しながらも、今なお、学校が存続しているという、他校にはない類まれな歴史を有しています。終戦直後の混乱の中、東町小の周辺は一面の焼け野原で、本校の敷地には、30軒の木造バラックが立ち並び、人々が生活していたそうです。そして、翌昭和21年、本校は廃校となりました。それでも、地域の方々の厚い想いが東町小の再建に動き、昭和30年、再び開校の運びとなりました。
 その後、昭和56年を境に児童数が減り続け、平成21年度には全校児童が58名にまで減ってしまいました。この頃、地域の方々は、2度目の廃校を心配されたそうです。しかし、平成24年度から「国際学級」が開設され、日本国籍児童はもちろん、多くの外国籍児童が学ぶようになりました。
 昭和、平成と苦しい一時期を乗り越え、新しい時代「令和」の意味する「人々が心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」そんな学校でありたいと考えています。国籍、性別、年令等を問わず、それぞれのよさを認め、共に学び、国際社会を力強く生きていく児童の育成を目指して、私たち教職員は、地域に愛される、この伝統ある東町小学校が、子供たちにとって校歌に謳われている「楽しの学びや 我が学びや」となるように努力していきます。